懐かしき漫画たちの思い出話

Just another WordPress site

けっしてボクシングだけのマンガじゃない「あしたのジョー」

2016年11月30日 by pbcliberal | No Comments | Filed in あしたのジョー

「あしたのジョー」はボクシングマンガですが、
ボクシングだけで終わってないところがすごいんです。

主人公の矢吹丈が流れ着いた大都会東京のドヤ街、山谷の貧しい人々。

あの人達の描かれ方が、
貧しさに負けてない力強さを持ってるんです。

終戦後の日本を復興させた原動力みたいなものが、
あそこに描き出されてると思うんですね。

ジョーが山谷の公園で暴れたり啖呵を切るシーンとか、
丹下段平の誘いに乗ってボクシングのトレーニングをするフリをしなががら、
ドヤ街の子供達を集めて、山谷の街の都市計画を堂々と論ずるあたりの展開。

ブルジョアのお嬢様である白木陽子との身分を超えた衝突。

この辺から、「あしたのジョー」は、白木陽子と矢吹丈の恋愛ドラマだと解釈する女性目線もあったり、
そんな、そのまま行ったら革命家になったかもしれない大物気質の矢吹丈が、
ヤクザ相手に大暴れしているところを丹下段平に取り押さえられ、少年院に入る事になり、
そこで出会った宿命のライバル力石徹。

この出会いが無ければジョーは出所後、絶対に革命家になってた筈だと僕は思うんです。

ところが力石にブッ飛ばされたのが悔しくてボクシングに目覚めちゃうんですね。

それが本当に矢吹丈にとってよかったのかどうかはわからないですが、
矢吹丈のそういう革命家っぽい部分は原作にはない部分だった様で、
作画のちばてつやさんの部分だったらしいんですね。

実に深い作品です。

妊娠したらママのめぐみが本当にいいと思う。ママにもお腹の赤ちゃんにも優しい葉酸サプリはこれがいちばんいい。

Tags:

『機動警察パトレイバー』が好き!

2016年6月20日 by pbcliberal | No Comments | Filed in 機動警察パトレイバー

ゆうきまさみ『機動警察パトレイバー』(小学館)が好きだ。
週間少年サンデーに掲載されていた当時には「近未来」の設定のリアルロボット漫画として人気があった。
どういうところがリアルかというと、この作品に出てくるロボット(人の作業しにくい職場に導入されるため、
レイバーという名称が与えられている)は重化学工業が市場に送り出すマスプロダクツであり、
昔のアニメのように地下組織が怪しげな実験を繰り返し作るような、
空を飛ぶギミックもなく、力仕事がメインの「道具」である。そして警察に装備される最新型のレイバーがタイトルにもなる「パトレイバー」である。

しかしこのリアルな世界を設定に据えながらも話の内容は昔ながらのロボットものであるところが魅力的なのである。
タイトルのパトレイバーからもわかるようにパトレイバーを操る主人公はおまわりさんである。
しかし、逆説的に若い正義感にあふれた女性である。
また、話が進む中で悪役も登場する。
中国マフィアである。
また、主人公のライバルは人身売買された子供なのである。
そんな中、悪役たちは遊び半分なのである。
さらには警察と民間企業の癒着問題も登場したり、生物兵器と戦ったり、リアルとフィクションのバランスが絶妙でそこがとにかく面白いのだ。

「ワイルド7」の飛葉ちゃん最高です!

2016年1月8日 by pbcliberal | No Comments | Filed in ワイルド7

昔あった週刊少年マンガ、少年キングに連載されていた人気マンガ「ワイルド7」

主人公の飛葉大陸が発した名セリフ。

「お前ら東日本銀行本店より金塊を盗み出した犯人として退治する」

この台詞をショルダーストックをグリップサイズにカットした
飛葉モデルショットガンを構え発すると、犯人が、呆れながら、
退治じゃなくて逮捕だろ?…と拳銃を忍ばせながら答えるや、
問答無用にショットガンをぶっぱなして犯人の一人を処刑した飛葉ちゃんが、

「こうやるから退治ってんだよ」

と一言決めるのを読んだ時の痛快さと来たら、
今思い出してもワクワクとして来ます。

現代の警察には絶対にあり得ない勧善懲悪ですが、
ワイルド7のメンバーは全員揃って元死刑囚という無茶苦茶な設定で、
草波隊長率いるワイルドのメンバーになることを条件にマイナチュレ警視正の資格を与えられ、
死刑を免れた悪には滅法強い奴ら。

ワイルド7の初期メンバーは、
飛葉、八百、親分、世界、両国、チャーシュー、ヘボピーの七人で、
悪をもって悪を制するという、改造白バイ軍団。

その癖、飛葉ちゃんのピストルは、
22口径コルトウッズマンの銃身を三インチまでカットしたもので、
素人が使ったらほとんど殺傷能力が無いピストルを
百発百中の腕前で犯人の脳天を撃ち抜くという痛快な設定。

武器にマイナチュレ 激安というのがあるのでこれも面白いです!

未だに、このマンガを超えるハードボイルドマンガは無いかもしれない。

Tags: ,

「マーズ」に見る人の業

2015年12月2日 by pbcliberal | No Comments | Filed in マーズ

私が中学生ぐらいの頃だったでしょうか。
田舎でのほほんと育った私は、横山光輝さんの「マーズ」という作品の特にラストに衝撃を受けました。

「マーズ」はある星からロボットとともに送られてきました。
その目的は地球の人間の文明を監視すること。
もしその文明が宇宙にとって危険なものならば、ロボットに仕掛けられた爆弾で地球を破壊することでした。
ところが、優しい人間に育てられたマーズは本来のプログラムが狂い、地球を守るために爆弾を爆発させようとして襲ってくる異星人と戦うことを決めます。

そして、戦いに勝ったものの街は壊れ、人々はそれがマーズのせいだといって石を投げつけます。
マーズが死ぬと爆弾が爆発すると知っている軍のものたちは、それを阻止しようとして、あろうことかマーズの目前で殺し合いを始めてしまうのです。
その姿の醜さに絶望したマーズは、本来のプログラムが蘇り爆弾を爆発させてしまうのです。
でもそれは宇宙の片隅で起こった小さなこと・・・。
このラストシーンに、人間のちっぽけさと悲しさを当時の私は感じました。

今領土問題が云々されていますが、やはり人の醜さを感じてなりません。
人の業など小さなこと、それを理解しないと人は自分を滅ぼしかねない、この漫画はそういうことを訴えているのではないでしょうか。

Tags:

「あしたのジョー」を読まなきゃ男じゃない!

2015年9月24日 by pbcliberal | 1 Comment | Filed in あしたのジョー

今でも存在する週刊少年マンガ、少年マガジンの大ヒット人気作「あしたのジョー」

主人公の矢吹丈が、ラストシーンで真っ白に燃えつきた姿は、
はたしてジョーが死んだ姿なのかどうか?

それについていろんな論が展開されたほど、
かつての青年や少年達の心を鷲掴みにしたこのマンガ。

僕も三十歳過ぎてからも「男の聖書」だと断定してました。

「あしたのジョー」は原作者の梶原一騎さんと、作画のちばてつやさんが、
このエンディングに対して喧嘩をしたとかしないとかいう後日談があるそうですが、
原作者が描いたエンディングでは、試合終了後、ジョーと白木陽子が、
芝生の上に座って青空を見上げて終わるという様な、
二人の愛が成就する感じの爽やかな終わり方だったらしいですが、
作画のちばてつやさんが、それはジョーじゃない!と言いきって、
あの有名なエンディングに強引に描き変えたんだそうです。

凄い話ですよね。矢吹ジョーをめぐって二人の作家がガチで勝負した感じです。

でも確かに、ああいうエンディングだったからこそ、
「あしたのジョー」は不滅の金字塔を打ち立てたんでしょうね。

そんな矢吹ジョーを、大都会東京のドヤ街のヒーローとして、
ちばてつやさんが描いた部分が、実は僕は大好きなんですね。

これも原作者の梶原一騎さんには無い部分なんだそうですが、
矢吹丈の中に石田国松がいるんです。 わかるかなぁ?